# 被害者ホップ再検証サマリー(元の条件+effects) 作成: 2026-10-31 / 解析: モコ (Muse) / モデル: Muse Spark 1.3 対象: リスト外の送り元から GDGVILYX4RAT…(pi chain mall)/GBU7PR3VSIW…(teltlk)への入金について、アキラの元の抽出条件を effects 込みで再実行した。 実行結果: HTTP 429 なし。全ステップで上限到達なし(ターゲット履歴 PCM 178,965件・TEL 111,675件を全件取得)。 ## type_i: 51 の解釈(Step 0 で検証) - type_i=51 は `claimable_balance_claimant_created`。predicate は `{"not": {"rel_before": 秒}}` で、これは Stellar の請求述語で「effect作成時刻+rel_before 秒より前には請求できない」= **解除時刻 = effect の created_at + rel_before 秒** と読むのが正しい。 - 根拠: type_i=52(`claimable_balance_claimed`、同一 balance_id)の請求は、検証した全件で算出した解除時刻以降に発生していた(例: rel_before=92,835,410秒のトランシェは解除 2025-08-25T06:42:58Z → 請求 2025-08-25T08:25:48Z。14日ロックのトランシェも解除後に請求)。 - アカウントは複数の type-51 トランシェを持ち、rel_before は 1,209,600秒(14日)から約9,100万秒(約2.9年)まで様々。 - 条件(c)の主たる読み: 送金時点で「直近に請求済みのトランシェ」の解除時刻からの経過時間(請求していない資金は送れないため)。副次的な読み(全トランシェの最新解除時刻からの経過)でも結果のバンドは両ターゲットとも完全に一致した。 ## 残高再構成(条件(b))の方法 - effects を台帳順に積算: type 0(starting_balance)+ type 2(credited)- type 3(debited)、native のみ。type 52(請求)は type 2 に既に含まれるため二重計上しない。 - 取引手数料は transactions エンドポイントから差し引く(fee_charged ストループス÷10⁷、fee_account が本人の取引のみ、送金取引まで累計)。 - 検証: 再構成した最終残高は現在残高と完全一致(1件)/差 0.03〜0.05 Pi(2件)。再構成と現在残高の差が 0.1 Pi を超える送り元は「残高不明」として推測しない。本検証では条件(c)通過者の残高は全員確定できた(不明 0件)。 ## PCM(pi chain mall)へのリスト外入金 - ターゲット全履歴: 入金 native 177,738件 / 47,257,681 Pi - リスト外ユニバース: 送り元 18,692件、127,525件(入金件数の71.8%)、17,213,513 Pi(入金額の36.4%) - 条件(a) 受け取り履歴なし: **3,407件(18.2%)** が通過(入金 6,626件 / 198,643 Pi)。残り 15,285件は (a) 不合格(受け取り履歴のある通常型) - 条件(c) 初回送金と解除の間隔((a)通過者 3,407件、全員トランシェ請求済み): **3分未満 7件**、3〜10分 1件、10〜60分 11件、60分超 3,388件。いずれかの送金で3分未満になるのは 10件 - 条件(b) (c)通過 7件中、残高確定 7件、**残高2 Pi未満 2件** - **元の3条件フルマッチ(初回送金): 2件**、初回送金額合計 1,702.02 Pi(2件とも 2025-02-20 以降)。後続送金でフルマッチする者が +1件(下記) - GDILWZSPSNDJ… : 2025-06-02T02:53:48Z に 1,702 Pi。解除 02:52:57、請求 02:53:17、間隔 51秒、送金後残高 1.3057396 Pi - GARGMMZXT4HN… : 2025-04-01T21:43:20Z に 0.02 Pi(対象への総送金 0.232 Pi / 7件)。間隔 150秒、送金後残高 1.7517668 Pi - (後続送金マッチ)GCHFXPWHDUNL… : 2025-06-27 に 59 Pi、間隔 44秒、送金後残高 1.8162930 Pi ## TEL(teltlk)へのリスト外入金 - ターゲット全履歴: 入金 native 68,579件 / 70,412,196 Pi - リスト外ユニバース: 送り元 2,932件、26,694件(入金件数の38.9%)、18,047,562 Pi(入金額の25.6%) - 条件(a) 受け取り履歴なし: **326件(11.1%)** が通過(入金 456件 / 82,566 Pi)。2,606件が (a) 不合格 - 条件(c): **3分未満 5件**、3〜10分 2件、10〜60分 9件、60分超 310件(いずれかの送金でも 5件で変わらず) - 条件(b) (c)通過 5件中、残高確定 5件、**残高2 Pi未満 3件** - **元の3条件フルマッチ(初回送金): 3件**、総送金額 1,665.03 Pi(2025-02-20 前 1件 / 後 2件) - GCXVSPUPGZB3… : 2024-09-19T13:25:51Z に 666 Pi。解除 13:25:09、請求 13:25:31、間隔 42秒、送金後残高 1.2417492 Pi - GBFBVVFWW53S… : 2026-05-22T09:07:29Z に 115.7 Pi。間隔 34秒、送金後残高 1.0781230 Pi - GBTHBF4377QSZ… : 2026-08-05T13:55:51Z に 883.3267143 Pi(トランシェ全額と一致)。解除 13:55:50、請求 13:55:51、間隔 1秒、送金後残高 0.9974127 Pi(現在残高とも一致し、独立にスポット検証済み) ## 解釈と注意点 - 厳密な元の3条件(受け取りなし+解除後3分未満+残高2 Pi未満)に当てはまる送り元は実在し、形状は教科書的なドレイン(解除→即請求→ほぼ全額送金→残高約1 Pi)だが、**両ハブ合わせても初回送金ベースで5件・後続送金込みで6件と少なく、金額も小さい**。リスト外入金の大半は (a) で落ちる通常型(受け取り履歴あり)で、(a)通過者の大半も解除から60分以上経ってからの送金だった。 - 本検証は全期間・全送り元が対象。アキラの元の抽出は2023年の特定期間と「1,000 Pi以上の送金をしたスパム候補」という別の入口条件を使っており、条件の入口と期間が異なるため、本結果は元のリスト作成を直接否定も肯定もしない。特に PCM のフルマッチが 2025 年以降に寄っている点は、元の2023年抽出とは位相が違う。 - フルマッチ例の送金後残高が約1 Pi に集まるのは、Pi の最低残高(ベースリザーブ)相当とみられる。 - ロック解除時刻は payments からは取れないが effects からは取れる、というアキラの補足は本検証で裏付けられた。 - チェーン上の資金移動は同一グループ・関与の可能性を示すもので、人物の特定や盗みの断定にはならない。 詳細データ: victim_hop.json(ユニバース統計、段階別集計、全フルマッチ行、方法ノート、カバレッジ)